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Q&A 10  -  J 2 Max が日本のイノベーションに与えるインパクトは?

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Q1.   JIIPとは何か?JIIPの活動はどういうものか?

1.  現実は、意識と思考から作られる。そして「作戦思想」のようなものが自然自然に現実を作り出
す。JIIPは、日本のイノベーション、ベンチャー、(大)企業の「作戦思想」を世界の最前線にまで進化させるためのNPO的な一般社団法人である。

2.  活動としては、① 現実事例を使いながらの啓蒙普及に関するものと、② 現実の新会社、新しい投資ファンド、世界最前線のイノベーションに参加すること、M&Aなどを生み出す場や土台となることである。
(JIIP自体は一般社団法人であり、投資やファンド設立を行うわけではない)



Q2.    J 2 MAXとは何か?  J 2 Maxは、他のVCとどう違うのか?

1.  JIIPの有志が立ち上げる世界で最もイノべィティブな戦略投資ファンド(VC)である。投資をしながらベンチャー、大企業の経営者たちの「戦略シナリオ」を進化させる。

2. すなわちベンチャーの戦略シナリオをシフトアップさせ、その進化したプランで大企業や投資家を招き入れていく。
そのとき、それら経営者たちがこれまで考えていなかったようなシナリオやスキームになっているはずだが、「魅力的だ」と理解するプロセスを戦略的なステップで支援する。



Q3.   2024年にNasdaqにIPOしたUpstream Bioはどのようにして生まれたのか?

1.  2020年に日本の大企業(アステラス製薬)が、R&Dの結果有望だが欧米企業に周回遅れとなっている「モノクロナール抗体」を売却したい情報を掴み、これを買収してイノベーションの戦略展開スピードが世界で最も速いイスラエルと組んで、世界の最前線で戦えないかと、日本で発想した。

2.  しかし、必要な資金調達も数百億円とベンチャーとしては巨額で、イスラエルのトップクラスのVCの手に余る。桁がちがう。だからイスラエルでも困難と我々も考えていた。

3. しかしとにかく動き、戦略、初代CEOのヘッドハント、新会社No1の設立をイスラエルで行った。同時に資金調達をアメリカに広げながら、研究開発、製造、品質管理など世界最高水準のビジネスモデルを作り上げて、新会社2を2021年秋にボストンに設立した。

4.  その新会社設立まで1年少々。この段階で、世界の最前線で戦える土台ができたことになる。
 -  NasdaqへのIPOまで3年だった。
 -  まだFDAの第2フェーズで、製品は出ていないが、治験対象のターゲットは3つと、
​  潤沢な攻め方をしていて期待されている。



Q4.  そのUpsteream Bioのケースから学べることは何か?

1.  着想が大事。これには、イスラエルでVCを経営しながら、彼らの着想や動き方の現実に触れていたことがある(日本の戦略投資家に触れさせていた)。そして常にいかに自分たちのVCを進化させるか議論していた。

2. 信頼のネットワーク。それらの積み上げがあって、日本=イスラエルの連動が早かった。またイスラエル=アメリカはもとより連動できる土台があった。といっても「信頼のネットワーク」は「人と人」の信頼関係である。全力で実現しようとして努力してきた(現実結果も出してきていた)積み上げがその根底にある。

3. 戦略。小さく考えない。発想が最初から、世界の最前線で戦って勝つこと。(日本市場でのIPOなど考えていたら、資金調達額が5億恩くらいに止まり、到底世界で勝てない) ウィニングシナリオをどう考えるか?

4.  一社でやらない。我々は、11社、事業会社+VC+他の投資ファンドで ウィニングチームを形成していった(R&D、CMCを中に入れる)



Q5.   J 2 Maxの「戦略思想」はなぜ有効なのか?

1.  考えることがシンプルになる。戦略は考え方にはいろんなものがあって、利益を出すとか、評価されるとか、色々あるが最終的に勝てない戦略で戦っている例が多い。

2.  そこで、最終的に世界で勝ち抜くか、その題材のポテンシャルを最大化するにはどうなっていたらいいかをまず考えて、そのための道のりを逆算する。考えることがシンプルになり、あらゆることを総動員して勝ち抜きに行く。それで本当は五分五分の勝負なのではないか?



Q6.   小川 x J 2 Maxが言う、マーケットの深層心理とは何か?

1.  最終形への土台を2年でというと、ハイレベルの思考となるが、現実はそのように動くのか? それが担保できないとならない。

2.  そのため、一方で、現場現実からも戦略を構想していく。その時最もクリティカルなのが、マーケットまたは交渉相手の本音=深層心理である。
 これをN=1ずつ見ていくと、それだけで、MAX化するための戦略が粗方描けてしまうほどである。
 


Q7.   経営者の深層心理から戦略を最大化するというのはどういうことか?


1. 今までに考えたことがなかったような機会、戦略シナリオ、スキームに遭遇すると、人間は自然に頭で色々と考えはじめ、コンサーバティブな議論が優勢となる。

2.  だが、本音を、上のマーケティングと同じく、どういう結果を手に入れたいのか、本音=深層心理を解析すると、本当はアグレッシブで、懸念項目が1~3しかないことがわかる。その懸念項目を集中検討すると、勘違いであることが多い(特にマーケット)ことと、問題解決策が見えてきて、戦略シナリオを自分のものとしていくことができる。



Q8.   ディールで、戦略シナリオを進化させるというのはどういうことか?

1.  イノベーションに接したら、J2MaxのDDとしては可能性を検討させてもらって、戦略シフトアップの可能性がある場合に、投資と引き換えに、戦略シフトアップを合意する。これが一つのパターン。

2.  その戦略シフトアップには、外部の国内外のさらなる戦略投資家が必要になることが多い。そのウィニングチームを形成することもディールで行う。これがもう一つのパターン。



Q9.    J 2 Maxの期待収益はどのようなもと考えれば良いか?

1.  VCであるから、投資からの収益がメインである。

2.  だが、① 投資しながら戦略シフトアップを図る、② 経営を密接に支援していく、③ 更なるディールを呼び込むことから ディールからの収益が加算される。

3.  それらの事例が、研究事例として関係投資家期間の戦略思想をシフトアップさせる効果まである。
投資効果は非常に高いことが期待できる。



Q10.    J 2 Maxへの参加の仕方にはどのようなものがあるか?

1.  基本は、他のVCと同じく、投資参加である。5億円を一口とする。20億円程度以上で戦略的に密接な活動を行う投資家も歓迎する。

2.  もう一つは、啓蒙普及的かつ経営幹部戦略研修的でもあるが、自社内のイノベーション案件を一緒に検討していくプログラムへの参加である。優れた案件は一緒に世界に打ち出していく。

© 2022  JIIP Japan Inspiration & Innovation Partners

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